生成AIの安全性の確保策などについて話し合う政府の有識者会議が初めて開かれ、岸田総理は、新たな法規制の導入が必要かどうかを含めて議論するよう要請しました。
岸田総理
「法制度の要否も含む制度のあり方の議論は、きょうが事実上のキックオフとなります。これまで国際的なルールメイキングをリードしてきた我が国が、どのような制度を作り上げるのか、世界が注目をしています」
総理官邸で開かれた「AI制度研究会」の初会合で岸田総理は有識者に対しこのように述べた上で、議論する際のポイントとして、▼リスクへの対応とイノベーションの促進を両立すること、▼技術やビジネスの変化の速さに対応できる柔軟な制度の設計、▼国際的な指針にのっとったものとすること、▼政府がAIを適正に調達・利用できるようにすることの4点を挙げました。
そのうえで、「AIは技術革新のスピードが速いことから、先の予測も難しいが、世界をリードするような議論を進めていきたい」と強調しました。
政府は今年の秋に論点をとりまとめることにしています。

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