アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は「早ければ次回、9月の会合で利下げを行う可能性がある」と言明しました。
アメリカの中央銀行にあたるFRBは31日、金融政策を決める会合を開き、年5.50%を上限とする現在の政策金利を据え置くことを決めました。
据え置きは8会合連続ですが、パウエル議長は記者会見で、今後の物価上昇率や雇用などの経済指標を見極めたうえで「早ければ次回、9月の会合で利下げを行う可能性がある」と言明しました。
さらに、今回の会合で利下げを行う可能性についても議論したことを明らかにしたうえで、大多数の参加者が金利の据え置きを主張し、最終的には全会一致で据え置きを決めたと説明しています。
また、次回、9月の会合は11月の大統領選挙が近づく中で行われ、共和党候補のトランプ前大統領は「大統領選の前に利下げすべきではない」という考えを示していますが、パウエル議長は「政治日程などで私たちのアプローチを変えることはない」と述べ、政策決定への影響はないと強調しました。

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