託されたハリス氏 「打倒トランプ」どのように
バイデン大統領からバトンを受け取ったハリス氏がどうトランプ氏に対峙していくのか。トランプ氏にとっても、元検察官という経歴を持つハリス氏をどう攻めていくのか。

無党派層を呼び込むためにはこれまでの“罵りあい”だけでは厳しいだろう。そういう意味でも、きちんとした政策論争を国民に届けられるかが重要になってくる。両者の戦いはこれまでと違う面も見られることだろう。
そしてハリス氏は「誰を副大統領候補に選ぶのか」というところも大きい要素になる。

現時点で10人以上の名前が取り沙汰されているが、カリフォルニア州のニューサム知事などは2028年の大統領選に向けて準備をしているため可能性は低いのでは、と言われている。
一方、ペンシルベニア州のシャピロ知事やケンタッキー州のベシア知事といったアメリカで人気のある政治家の名前が挙がっている。幅広い層に支持を訴えるために、黒人女性のハリス氏の”ランニングメイト”は「白人の男性」が有力なのではないかというのがもっぱらの見方となっている。
まずは8月19日から開催される民主党大会で、勢いをつけて選挙戦後半に臨めるかに注目だ。