中国軍が台湾周辺で行った軍事演習について、国営の中央テレビは「見事に任務を完遂した」とする専門家の評価を伝えました。

中国軍が23日から2日間の日程で行った台湾を包囲する形での軍事演習について、国営の中央テレビは25日、軍の専門家による評価として、「軍の東部戦区は見事に戦闘準備と島の包囲という任務を完遂した」と伝えました。

この専門家は演習を「新常態」と表現したほか、「台湾独立勢力が挑発するたびに、中国軍は歩みを進める」とも強調しています。

中国側としては中国と距離を置く姿勢を鮮明にしている台湾の頼清徳総統に対し、今後も軍事演習などを通じ圧力を強めていくものとみられます。