イランのライシ大統領はイスラエルへの報復攻撃をめぐりロシアのプーチン大統領と電話会談し、「これ以上の緊張激化は望んでいない」との考えを伝えました。
ロシア大統領府は16日、プーチン大統領とイランのライシ大統領がイランによるイスラエルへの報復攻撃などについて電話で協議したと発表しました。
この中でプーチン氏は、中東地域に壊滅的な結果をもたらしかねない新たな衝突を避けるため、すべての当事者に自制を呼びかけました。これに対し、ライシ氏はイランの攻撃は「やむをえないものであり限定的だった」と説明。「これ以上の緊張激化は望んでいない」と強調したということです。
両首脳は未解決のパレスチナ問題が中東情勢悪化の原因だとし、パレスチナ自治区ガザでの即時停戦と外交的解決を求める立場で一致したとしています。
イランによるイスラエル攻撃の次の日の15日にはプーチン氏の側近であるパトルシェフ安全保障会議書記がイスラエルのハネグビ国家安全保障顧問と電話会談したほか、翌16日にはナルイシキン対外情報庁長官がエジプトでシシ大統領と会談するなど、プーチン政権幹部の動きが活発化しています。
ロシアとしてはウクライナ侵攻後に関係を深めるイランに一定の理解を示すとともに、イスラエルとも接触を続けるなど、中東における自らの存在感をアピールする狙いもあるとみられます。
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