イランによる報復攻撃をうけたイスラエルについて、複数のメディアはイスラエルの戦時内閣がイランに対して反撃することで一致しているなどと報じました。中継です。
イスラエル中部テルアビブです。イランによる攻撃からちょうど24時間半ほどたち、きょう1日を通して市内では日常生活に戻る人の姿が多く見られた一方で、今後の状況については、不安の声が聞かれています。
市民
「イランとの戦争について、心配です。世界大戦になるのではと恐怖を感じています」
「怖くて眠れませんでした」
記者
「いまは日常の光景ですね」
市民
「私たちは慣れてしまっているのかもしれません。戦争があって、警報が鳴って、それでも日常に戻ることに」
イランからの報復攻撃をうけイスラエルの戦時内閣は14日、今後の対応について検討する会議を開き、数時間にわたって協議しました。
アメリカのCNNが関係者の話として報じたところによりますと、今回の会議では対応を決定することなく終了したということです。
一方ロイター通信などは、攻撃のタイミングや規模については意見が分かれているものの、戦時内閣としてイランへの反撃を行う方向で一致していると伝えています。
イランは「再びイスラエルから攻撃があれば応戦する」と繰り返し表明していて、イスラエルによる攻撃の度合いによっては、事態の激化が懸念されます。
またイスラエルの最大の支援国であるアメリカのバイデン大統領も、イランへの反撃に反対する考えをネタニヤフ首相に伝えたとされ、今後ネタニヤフ氏がどのような判断を下すか、注目が集まっています。

アメリカが半導体に関連する分野で差別的措置の疑い 中国政府調査へ 米中貿易協議前に早くも前哨戦