来月、中国を訪問する予定の台湾の馬英九前総統が8日に北京で習近平国家主席と会う予定だと、台湾メディアが報じました。

馬英九前総統は来月1日から11日まで訪中する予定であることをすでに公表していますが、台湾メディア「風伝媒」はきょう、「8日に馬前総統が習近平国家主席と会う予定だ」と報じました。

大手メディア「中国時報」も国会議員に相当する元立法委員の話として、馬前総統と習主席が会う予定だと報じています。

馬前総統は、経済政策などで中国に融和的な姿勢をとる国民党に所属。きょう、国会に相当する立法院では、馬前総統と同じ国民党に所属する立法委員が「馬前総統と習主席が会う可能性は高い」と発言しています。

馬前総統は総統だった2015年、習主席と中台分断後初となる首脳会談を行っています。

馬氏の事務所側は「2015年以来の旧友との再会を期待している」と前向きな姿勢を示しましたが、「中国側に任せている」と答えるにとどめています。