アメリカのバイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相とおよそ1か月ぶりに電話で会談し、パレスチナ自治区ガザの南部ラファでの軍事作戦をめぐり、近く、高官級協議を行うことで合意しました。
アメリカ政府は18日、バイデン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が電話で会談し、イスラエルが意欲を示すガザ南部ラファでの軍事作戦をめぐり、両国の高官級協議を今週中にもワシントンで行うことで合意したと発表しました。
軍事計画や人道支援計画をめぐって話し合うとしていて、アメリカ政府は高官級協議が終わるまでイスラエルが軍事作戦に踏み切ることはないという見方を示しています。
バイデン氏は150万人の避難民らが集まっているラファへの侵攻について「越えてはならない一線だ」と警告し、民間人の保護を繰り返し求めています。
こうしたなか、イスラエル軍はイスラム組織ハマスの戦闘員が「再集結」しているとして、ガザ北部のシファ病院で作戦を実施したと発表しました。ロイター通信によりますと、この病院にはおよそ数百人のパレスチナ人が身を寄せているということです。

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