パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエルのネタニヤフ首相が、多くの市民が避難する南部ラファでの軍事作戦に意欲を示すなか、国際社会からは自制を求める声が相次いでいます。
ネタニヤフ氏は17日、「テロリストを排除することが目標だ」などとし、南部ラファでの軍事作戦について、改めて意欲を示しました。
一方、EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は。
EU フォンデアライエン委員長
「私たちはラファでの全面攻撃が、弱い立場にある市民に及ぼすリスクについて、非常に懸念しています」
ラファでの作戦について「いかなる努力を払ってでも避けなければならない」と強調。
イスラエルとハマスの戦闘停止などにむけた交渉を仲介するエジプトのシシ大統領も「ラファでの作戦を拒否することでEUの指導者たちと合意した」などとし、イスラエルに自制を呼びかけました。

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