アメリカのバイデン大統領が日本製鉄によるUSスチールの買収計画に慎重な姿勢を強調する声明を発表しましたが、アメリカ政府高官は日米関係に悪影響を及ぼすことはないと強調しました。

アメリカ国家安全保障会議 カービー戦略広報調整官
「バイデン大統領は鉄鋼労働者たちの後ろ盾に自分がいることを知ってもらえるよう考えを明らかにしており、買収計画についても見解を明らかにしました。だからといって、日本との素晴らしい関係は今も、これからも失われることはありません」

アメリカのNSC=国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官はこのように述べ、買収計画をめぐるバイデン大統領の声明は日米関係に悪影響を及ぼすことはないと強調しました。

「日本は最も強固な関係の同盟国のひとつだ」としたうえで、4月に予定される岸田総理の国賓待遇でのアメリカ訪問では「同盟の花が満開になるだろう」と話し、懸念の払しょくに努めています。