パリオリンピックの卓球日本代表選手が2月5日発表され、山梨県中央市出身の平野美宇選手のシングルス代表が正式に決定しました。

平野美宇選手:
「最大の目標であったシングルスの2枠を獲得できたことは、すごく成長できたとうれしく思います。あとは本番で結果を残すことだと思うので、この半年でどれだけ成長できるかという気持ちを毎日持ちながら頑張っていきたい」

日本卓球協会は5日記者会見してパリオリンピックの代表選手を発表し、選考ポイントで2位だった平野美宇選手が女子シングルスと女子団体代表に選ばれました。

平野選手のオリンピック出場は東京大会に続き2大会連続で、シングルスでの出場は初めてです。

なおシングルス代表は平野選手と早田ひな選手、女子団体はこの2人と15歳の張本美和選手が選出されました。

平野美宇選手:
「パリオリンピックで一緒に戦って金メダル目指して頑張りたいと思っています」

平野選手の地元、中央市役所には雪が降る中、今回の決定を祝う高さ約7mの懸垂幕が掲げられました。

この式典には母・真理子さんも出席し、応援の感謝の気持ちを込めた平野選手直筆の色紙を中央市に贈りました。

平野真理子さん:
「''やるか、やらないか''ではなく、''やるか、やるか''という気持ちで、気持ちだけは逃げずに前向きに戦ってきた2年間でした。一番いい色のメダルを期待しています」

3歳から卓球をはじめ、過去2大会、悔しい思いをして初めてつかんだオリンピックシングルス代表。
平野選手のパリでの活躍に県民が熱い視線を注ぎます。