芹沢記者:
長崎知事も当時の会計責任者も現金を受け取ったことは認識していて、保管庫に入れた記録も残っていたということですが「確認を失念していた」としています。

知事は会見で、確認できないグレーなものであれば返還すべきだったとしていますが、今回は寄附金として訂正処理されています。

小嶋キャスター:
忘れていたと言われれば、その通りなのかもしれませんが、釈然としない部分も残りますね。

芹沢記者:
はい、長崎知事を巡っては去年同じ資金管理団体であわせて200万円、代表を務める自民党の支部でも300万円の記載漏れが明らかになっています。

ミスは起こりうるものとしても、重なれば杜撰というそしりは免れないと思います。また政治資金パーティーでのお金というのは、労働に対する対価というよりも政治家を育てるために支援者が自分の働いて得たお金を支払うものです。断じて軽い金ではありません。
県議も含め県内政治家の政治資金の不記載が相次いでいますが、単なる金額ではなく人々の思いだと実感していればこんなに多くミスがおきるでしょうか。

全ての政治家に申し上げますが、修正すればよいではなく、人々の思いに考えを巡らす機会にしてもらいたいと強く思います。

さもなくば待っているのは政治不信でなく政治無視、今この時が政治の信頼の分岐点だと強く自覚を頂きたいと思います。