山梨大学 秦康範准教授:
「建物の倒壊で人がたくさん亡くなるということが今回再確認された。これを防ぐには住宅の耐震化が最も重要なこと」

防災の専門家山梨大学の秦康範准教授です。
費用の面から住宅全体の耐震改修工事ができなくても比較的低コストで耐震化できる方法があるといいます。

秦准教授:
「耐震シェルターという考え方が建物全体を耐震化するのではなくて、比較的居住する時間の多い居間であるとか寝室を耐震化して、そこは潰れないようにするとこういう工事であれば数十万円でできるのでそうした選択肢もある」

住宅内の一部に木材や鉄骨などで強固な空間を作り安全を確保することができる耐震シェルター。
住宅全体の改修よりも安価で工事でき県は最大24万円を補助しています。

秦准教授:
「いつ起きてもおかしくないから今日対策をしなくていいではなくて、明日起きるかもしれないから今のうちやろうと意識の転換が重要だと思う」