山梨県建築住宅課 久保正樹課長:
「住宅の耐震化率は87.3%となっています。さらなる耐震化を進めるために、山梨県耐震改修促進計画を見直して令和7年度末の目標を95%に定め、それに向けて頑張っています」

県によりますと1981年に変わった耐震基準を満たしている、県内の住宅の耐震化率は2020年度が87.3%です。

2005年度からは15ポイント向上していますが直近の5年間は伸び悩んでいて、耐震基準を満たしていない住宅はおよそ4万1700軒に上っています。

県建築住宅課 久保正樹課長:
「耐震化の促進には所有者の費用負担が大きいという事があるので県として補助制度を設けて耐震化を促進している」

県は1981年5月以前に建てられた木造住宅を対象に市町村を通して耐震改修などの補助事業を実施。
無料の耐震診断で「耐震性なし」と診断された住宅の耐震改修などは、ほとんどの市町村で工事費の8割を上限に最大100万円が補助されます。

甚大な被害が確認されている石川県・珠洲市の耐震化率は2018年度に51%。輪島市の耐震化率は2019年度に45.2%です。

2つの市は、新しい耐震基準ができる前に建てられた木造家屋が多かったことがわかります。