今年の夏は全国的に異常な暑さとなりました。
この影響で、今、ホウレンソウやトマトなど一部の野菜の価格が上がり、家計を圧迫しています。

威勢の掛け声が飛び交う山梨中央青果です。

毎朝、仲卸業者らが全国から集まった新鮮な野菜を求めて競売に参加します。今、野菜の一部が高値となっています。

Qホウレンソウ 高いですか?
仲買人:高い

山梨中央青果 野菜部 早川健 部長:
全体的に相場的には高値で推移しているような状況です。

その理由は…

早川 部長:
高温と乾燥、雨が降らなかったという状況の中で、色々な品目に影響が出ている。

気象庁によりますと6月から8月の3か月の平均気温は平年より1.76度高く、統計を取り始めてから最も暑い夏になりました。

また、今年の夏は全国的に雨が少なく、暑さと水不足でホウレンソウやトマトがしなびたり小玉になったりして、野菜の出荷量が減少しています。

早川 部長:
品目にもよりますけど大体2割から4割減、物によっては半分というのもある。

出荷量の減少に伴って一部の野菜が高騰し、ダイコンとニンジンはこの1か月で4割、ブロッコリーは2倍近くに上がりしているといいます。

山梨中央青果は残暑で土が乾燥し苗が枯れることや、種まきの時期が遅れることの影響も懸念しています。

早川 部長:
10月も比較的品物が薄い状況が続くのではないかという状況です。

野菜の高値による家計への圧迫はしばらく続きそうです。