太陽光発電設置工事などを行う渡孝が甲府地裁都留支部から破産手続き開始決定を受けました。負債額はおよそ7億3000万円にのぼります。

8月25日付けで甲府地裁都留支部から破産手続き開始決定を受けたのは、富士吉田市下吉田の太陽光発電設置工事などを行う渡孝です。

帝国データバンクによりますと、渡孝は1985年に創業し、2014年に法人改組されました。
創業当初は県内建設業者からの受注を受け、とび・土工工事を手がけていましたが、2013年頃から太陽光発電設置工事や売電事業が主力となり、ピーク時には年売上高はおよそ8億5900万円を計上していました。(2015年9月期)

しかし、野立ての大口工事が減少し、2018年9月期には年売上高は約3億9000万円に落ち込みました。関東圏に営業を広げ、売上高は一時回復したものの、受注競争の激化で採算が悪化し、厳しい資金繰りが続いていました。

2024年10月に事業を停止していて、負債額はおよそ7億3000万円に上ります。