お茶の消費低迷は食生活の変化やコロナ禍で葬儀の返礼品としての需要が低下したためで、こちらの農園でも近年は煎茶の売り上げに苦戦するようになったといいます。

そこで料理などにも使える粉末状の煎茶や、和紅茶などラインナップを豊富にすることで消費者の心を惹きつけようとしています。
まるわ茶園 一瀬辰治園主:
みんなにおいしく飲んでもらいたいのもあるし、お茶は昔から飲んでもらっているものなのでそれを続けてほしくて頑張っている。
また、県や地元JAなどでつくる協議会は去年秋に南部茶を使用したプレミアムティーを発売しブランド力を高めることで販路拡大を後押ししています。
収穫作業は5月中旬まで続き、産地に潤いをもたらそうと生産者や行政の努力が続いています。