山梨県側の富士山の登山道で1合目下に56年ぶりに復活した茶屋があります。
新型コロナの影響による行動制限が緩和されて迎えた2年目の営業開始に密着しました。
鳥がさえずり、富士山の麓に桜の便りが届いたころ。
一軒の茶屋が今シーズンの営業を始める準備をしていました。

ここは富士山の吉田口登山道の1合目下、馬返しにある茶屋、大文司屋です。
切り盛りするのは羽田徳永さん。6代目にあたります。
茶屋に必要な物資を担いで運ぶ羽田さん
大文司屋 羽田徳永さん:
暑い。めちゃくちゃ大変。最初だけそろえておかなければいけないので。
大文司屋は江戸時代に山小屋として開業しましたが5合目まで車で行ける富士スバルラインが開通した前回の東京オリンピックの年、1964年に一度、閉業しました。
