
第一子が誕生したばかりの頃は、男女の賃金格差においてその要因のほとんどが残業手当や時短控除によるものです。しかし、子どもの成長とともに格差の割合は役職手当が主な要因になっています。
東京大学 山口慎太郎教授:
「子どもが生まれてすぐの時期に労働時間を増やすことができなかったために、結果として人事評価で低い点をつけられる。低い点がつくから昇進も起こらず、一時期の子育てで忙しい経験が長期的にマイナスな影響を及ぼすことが分かりました」
つまり、企業では勤務した時間が評価に大きく影響し、この評価制度の在り方が女性の活躍の機会を奪っているというのです。