公共工事の不正な入札で損害を受けたとして、山梨県富士川町が前の町長らに損害賠償を求めた裁判で、和解が成立する見込みです。
町の和解案に前の町長らが応じる意向を示し、21日、議会も和解を認めました。
富士川町は、前の町長らによる贈収賄事件で町発注の公共工事の落札価格が違法に吊り上げられ損害を受けたとして、有罪判決を受けた前の町長ら2人を相手取り去年10月、およそ230万円の損害賠償を求める裁判をおこしました。

その後、町は2人であわせて208万円を支払うことなどを条件に和解を提案し、今月2人から「解決金」として和解に応じる意向が示されました。
そこで町は21日の町議会に和解に向けた議案を提出しました。