下校中、道に迷った高齢男性を警察署まで案内した山梨県北杜市の高校生に感謝状が贈られました。
2024年7月22日午後4時20分ごろ。

下校中だった北杜高校2年生の高橋巧さんはJR長坂駅前で75歳の男性に声をかけられます。
男性:
「長坂はどっちですか。家が分からない」
髙橋さん:
「『長坂駅はそこですけど、家への道がわからないんですか?』と聞いた。あいまいな感じになっていて、道がわからなくなったのだと感じ取った」
その後会話をしながら髙橋さんは現金や携帯電話など男性に所持品が何もないことに気付きます。
さらにこの日は北杜市大泉で最高気温が34度を超える真夏日。
髙橋さんはこのままでは男性の命が危険だと判断し警察署まで案内しました。
髙橋さん:
「ここ歩道がなくて、遠回りですけど歩道を歩いて警察署に連れて行った」
一緒に歩いて約5分。男性は無事保護されました。
警察は「迅速安全に保護して命を救い警察活動に協力した」として6日髙橋さんに感謝状を贈りました。
県警によりますとこうした迷い人の保護は県内で2024年1月から7月までに322件あり、このうち8割を超える273件が65歳以上の高齢者だということです。
北杜高校2年 髙橋巧さん:
「すぐに人を助けられるようなそんな大人になりたい」