関門海峡を挟んで隣り合う下関市と北九州市の小学生が8日、お互いの地元の料理を給食で味わいました。
下関市で出されたのは北九州市小倉発祥の「焼きうどん」です。終戦直後の食料不足で、中華めんの代わりに干しうどんを使って焼きそばを作ったのが始まりとされています。
下関市の西山小学校には前田晋太郎市長も訪れ、3年1組の児童17人と給食を楽しみました。
「学校給食・関門交流の日」は、給食を通してお互いの文化を学び、交流を深めようと、下関市と北九州市で2010年度から続いています。北九州市内の学校給食で人気のメニュー、焼きうどん。子どもたちはあっという間に完食していました。
児童
「いつものうどんよりおいしかったです」
別の児童
「初めて焼きうどんを食べて、おいしかったです。もっと食べたい」
ふだんは感染症対策で黙って食べるそうですが、きょうは横並びで食べました。北九州市では、山口県の郷土料理「けんちょう」が出されたということです。関門交流の給食は、両市の小中学校など合わせて261校で実施されます。