2019年、東京・池袋の高齢ドライバーによる暴走事故で妻と3歳の長女を亡くした遺族の男性が山口県周南市で講演し、犯罪被害者や遺族に寄り添う社会の実現を訴えました。
松永拓也さん
「命っていうのはなんて尊いものなんだろう。わが子っていうのはなんてかわいいんだろう。この新しく生まれてきてくれたこの命を命を懸けてでも守ろうと」
周南市役所で講演したのは松永拓也さんです。松永さんは2019年、当時87歳の高齢ドライバーによる暴走事故で妻の真菜さんと3歳だった長女の莉子ちゃんを亡くしました。
講演では亡くなった2人の顔が思い出せないなど心に負った傷が大きかったことや支えになってくれる人や団体について当時を振り返りながら紹介していました。また経済的な問題や誹謗中傷など被害者や遺族を支えるために多くの人が問題について考えてほしいと訴えました。