「5000万円が当選しました」などのうそのメッセージで、山口県岩国市の70代の女性が、今月19日から21日までの間に、あわせて80万円分の電子マネーカードの利用権をだまし取られました。
警察によると今月上旬、岩国市の70代の女性のスマートフォンに、SNSで「5000万円が当選しました」「当選者はあなたを含めた3名です」などとメッセージが送られてきました。
「当選金を受け取るためには、他の当選者とSNS上で協力して手続きをする必要がある」と連絡があり、他の当選者という2人を含めSNSのグループチャットでやりとりをしていたところ、当選金交付担当者を名乗る者から、手続き費用として電子マネーカードを購入するよう指示されました。
女性は岩国市内や広島市内のコンビニ4店舗を訪れ、それぞれの店でコンビニ店員から詐欺を疑う声かけがありましたが、各店舗で20万円ずつ電子マネーカードを購入し、あわせて80万円分のコード番号を指示されたとおり、SNS上で写真で送信し、だまし取られたということです。電話でのやりとりはなく、すべてSNS上でのやりとりでした。
女性は1人暮らしで、別居する家族が帰省した際、被害に気づいて警察に届け出ました。
グループチャットに参加していた他の当選者2人のアカウントは、金をもらえたと装っていたということで、警察は犯人グループのものとみています。
県警は、高額の当選金がもらえるという話や電子マネーカードのコード番号を要求するのは詐欺の手口と注意を呼びかけています。













