体操の世界選手権で金メダルを獲得した南一輝選手が、子どもたちに体操の基本を教えました。

子どもたちから拍手で迎えられたのは、体操世界選手権で活躍した南一輝選手です。

「山口県ジュニア体操競技大会」に出場した子どもたちや保護者らを前に、世界選手権出場を報告しました。南選手は下関市出身。

9月にベルギーで行われた世界選手権に出場し、「団体」で金メダル、種目別の「ゆか」で銀メダルを獲得しました。

3月にワールドカップの「ゆか」の演技でみせた「後方抱え込み2回宙返り3回半ひねり」が、H難度の新技「ミナミ」として正式に認定されていて、今、活躍が期待されている選手の1人です。

南選手に質問「緊張を和らげるものってありますか?」

南選手「ものっていうのはないんだけど自分が練習をやってきたことだったりとかを信じて思い切って演技すると緊張がなくなるかなと…」

南選手は子どもたちの質問に答えたり、倒立や前転とびなど体操の基本を子どもたちに指導したりしました。



南一輝選手
「技術的な面だったりをすごく聞かれて、子どもたちも体操に興味を持ってもらえたのかなというのがすごく思ったので、帰ってきて良かったなと…。来年のパリオリンピックでは団体の金メダル。ゆかのスペシャリストとして自分はいるので、ゆかの金メダルと最近は跳馬にも取り組んでいるので、跳馬でもメダルを持って帰って来れたらいいなと…」

南選手は今後、課題の着地練習に取り組みながら、4月から始まるパリオリンピックの代表選考会に臨むことにしています。