本州唯一のナベヅルの越冬地・山口県周南市八代にある八代小学校で16日、冬の使者を待ちわびる子どもたちが、田んぼにあるものを作りました。
八代小学校の全校児童13人と地域の人が協力して作っているのは「わらのう」。あとで牛のエサなどにするために大量のわらを積んで保存する、昔から、田んぼで見られるものです。越冬してくるナベヅルのえさ場にあたる田んぼに設置されます。


ツルを見に来る人に、昔ながらの景観を楽しんでもらおうというのが目的ですが、ツルの隠れ場所としての役割もあります。
中澤樹記者
「わらを積み始めて、およそ1時間がたちました。身長170センチの私よりも高い位置にあります。この高さどう!?」
児童「高いです!」
高さ2メートルほどの2つが設置されました。

児童「ツルがここら辺に来て、見に訪れた人がツルがいるなと思ってもらえたらうれしいです」
去年は10月26日にツルが飛来していて、児童はいまかいまかと冬の使者の訪れを楽しみにしています。