山口県宇部市で行政課題の解決策を高校生が市長に提案しました。


「SDGsセミナー」で行政課題の解決策を考えたのは宇部高校探究科の1年生80人です。

地元・宇部市が抱える課題を知り、解決に向けて研究への意欲を高めてもらうほか、進路を考える参考にしてもらおうという狙いです。

「住み続けられるまちづくり」をテーマに地域資源の活用や北部地域の振興など、市から託された課題の解決方法を考えます。

各班に分かれて、それぞれが持ち寄ったアイデアを話し合ったあと解決策を発表しました。


行政課題の解決策を提案
「私が考えた取り組みは動物たちと豊かな暮らしが出来る宇部ペット村を作ることです」

温泉施設の湯に特産の小野茶を入れて訪れた人に楽しんでもらう案や子ども・学生が楽しめる商店街を作るといった活性化のアイディアが提案されました。

提案した高校生
「大人になっても宇部市に住んでいたいと思えるために自らアクションを起こすことが大事だなと感じました。」
「これから行う発展探究の第一段階として非常に実のあるものになったんじゃないかと…」

篠崎圭二宇部市長
「(今回は)SDGsの観点から考えていただきましたが、今、これらの課題というのはまさに宇部市の抱えている課題でありますのでその課題に対して若い柔軟な考え方でいろんなアイディアを出していただいたこと、本当にうれしく思います。」

宇部市では提案の中から実現可能と思われる施策を高校生と一緒に取り組みたいとしています。