蚊に刺されないための注意点は?

では、蚊に刺されやすい人が多い山口県。どんなことに気を付ければ刺されにくいのでしょうか?昆虫研究家の角田さんに聞きました。まず、知っていただきたいのが、こちら「蚊のプロフィール」です。蚊とはどういう虫なのか?角田さんのお話をもとにまとめてみました。

知っておきたい蚊のプロフィール
種  類   世界におよそ3,600種 国内にはおよそ110種
       人家周辺で見られるのは10種類程度
寿  命   35日前後
活動時間   昼間、夕方、夜間 ※蚊の種類によって異なる
飛ぶ速度   時速8㎞
吸血の量   1回で3~5㎎
       満腹状態だと自分の体重の2倍になる
好きな部位  (人間なら)➀足②手③顔
※1匹の蚊が人を刺すのは一生のうち4人程度で、1週間毎に1人ずつ刺す

血を吸うのはメスだけ!

そして、実は…「血を吸うのはメスだけ。オスは花の蜜や草の汁を吸うだけ」メスは、産卵に向け栄養をつけるため、血を吸うんだそうです。

続いて、蚊の習性についても教えていただきました。

二酸化炭素や汗に寄ってくる

蚊は、二酸化炭素や汗に寄ってくる習性があります。そのため、スポーツをして汗をかいた後や、お酒を飲む人は、アルコールが最終的に水と二酸化炭素に分解されて排出されるということで、二酸化炭素を吐き出す量が増えるので蚊が寄ってきやすいそうです。また、他の虫同様、蚊は黒い色に寄っていく習性があります。一方で赤い色は識別ができないということで、赤い服を着ていれば蚊を寄せ付けにくいのではないかということです。

加えて、刺されるリスクを下げるために気を付けることとしては、こちらです。

発生源となる「水たまり」に注意

蚊の発生源に近づかないということで、幼虫が育つ「人工のたまり水」や「空き缶」、そして「置きっぱなしのタイヤ」は、中に水が溜まって幼虫にとっては快適な場所で集まりやすいそうです。その他、竹藪なども、切られた竹のふしの部分に水がたまって、そこに幼虫が生まれて育つこともあるので、蚊が多いそうです。つまり、水が溜まりやすい場所には近づかないようにするのがいいということなんですが、ここで豆知識です。