山口県内の多くの公立中学校で卒業式がありました。山口市の湯田中学校では、保護者や一部の在校生が見守る中、卒業生119人が門出の日を迎えました。マスクの着用は個人の判断に任され、卒業生のほとんどが着用して臨みました。

卒業生答辞:「この友達こそ、大事な宝物だったという事に改めて気づきました。みんなと一緒だったから、きょうまで頑張ってこられたのだと思います」

卒業生が入学したのは、コロナの流行が始まった2020年。臨時休校やイベント中止など、さまざまな制限を受けた3年間でした。これまでの学校生活で3年生がそろって合唱することはなく、卒業式が最初で最後です。

最後のホームルーム。担任の教師からは…。

歌:「ほらきらめくよ、君は優しい希望さ」

歌の贈り物です。卒業生らはアルバムにメッセージを書き込み、別れを惜しみました。


卒業生:「文化祭とか一応できたのでうれしかったです。自分の目指している、メジャーリーガーになれるように頑張っていきたいと思います」

卒業生:「コロナだったからこそできた思い出もあったので、結果的にはよかった。マスクの下の顔を見たことがなかったり、笑顔が見られなかったので悲しい時もあったけれど、最後こうやって卒業できてよかったです」


新型コロナの影響で不自由な学校生活。それでも仲間とは深くつながることができました。春からそれぞれが新たな一歩を踏み出します。