息子をかたるオレオレ詐欺の手口で、下関市の70代の女性が現金400万円をだまし取られました。
警察によりますと14日、下関市の70代の女性の家に医師をかたる男や息子の上司を名乗る男から「息子さんが救急に来ていて、がんの疑いがある」などと電話がありました。
その後、息子を名乗る男が電話で「明日会社の決算があり、1000万円が必要。上司と一緒に金を集めているので、金を用意して欲しい」と言われました。
女性は、自宅を訪ねた上司の息子を名乗る男に現金400万円を手渡し、だまし取られました。
県内で去年1年間に確認されたうそ電話詐欺の被害は107件で、2年連続で100件を超えています。
県警では、「家族を名乗って金を要求する電話は、まず本人かどうかを確認してほしい」と呼びかけています。