先月からサルの「かみつき」被害が続いている岩国市玖珂町で、きのうから住民2人がふくらはぎをかまれ軽傷を負いました。

岩国市によりますと、12日午後0時40分ごろ岩国市玖珂町阿山北地区内に住む55歳の女性が自宅の庭で背後からサルに襲われ、右ふくらはぎをかまれました。

またきょう、午前10時40分ごろ65歳の男性が散歩中左ふくらはぎにかみつかれました。男性は驚いてブロックに右手をつき、腕にすり傷を負いました。

2人とも軽傷だということです。

市はパトロールを強化し注意喚起の防災行政無線を放送しました。

特に被害が集中している地域にチラシを配って注意を呼びかけることにしています。

阿山北地区では先月からサルにかまれる被害が相次いでいて、住民がケガを負ったのはこれで5件です。市は専門業者に依頼して捕獲することにしています。