九州・沖縄で行われる日米共同の訓練で、アメリカ軍岩国基地を拠点にして大型輸送機・オスプレイが参加することについて市民団体が岩国市に抗議の申し入れをしました。


住民投票を力にする会が要請書を提出しました。

防衛省によりますと今月16日から来月12日まで陸上自衛隊とアメリカ海兵隊が鹿児島県の離島や大分県の演習場、沖縄県のアメリカ軍施設で共同訓練をします。

アメリカ軍岩国基地では訓練に参加する大型輸送機・オスプレイの機体整備などが行われるとされています。

「力にする会」はオスプレイの1部の機体に不具合が見つかったことを踏まえ、訓練に参加予定の機体の飛行停止を国に求めるよう要請しました。

また強襲揚陸艦などが訓練の一環として岩国基地に寄港すれば新たな任務を担うことになり基地の機能強化にあたると訴えました。

市は「オスプレイについて国は部品交換などを行い運用に問題ないとしている。訓練内容や船の寄港は国に迅速な情報提供を要請している」としました。