山口県内で去年(2022年)1年間に発生した交通事故による死者数は31人で、統計開始以降最も少なかったことがわかりました。
県警のまとめでは、2022年の1年間に山口県内で発生した人身事故は2261件、けがをした人は2632人で、どちらも2021年より減りました。また交通事故の死者は31人で、統計を取り始めた1951年以降、最も少なくなりました。県警は「安全運転への意識の高まりや自動車の安全性能の向上、医療態勢の充実などが死亡事故の減少につながった」とみています。
交通事故の被害者を年齢別でみると、高齢者が増加しています。死者のうち7割近い21人が、65歳以上の高齢者です。高齢者が加害者になる事故も多くなっていて、死亡事故のうちおよそ4割が高齢ドライバーによるものでした。
県警は「早めのライト点灯や反射材の着用などを徹底し、交通安全意識を高めて欲しい」と呼びかけています。