太平洋戦争中に水没し犠牲者の遺骨が取り残された山口県宇部市の長生炭鉱で、遺骨収容に向け海外のダイバーが参加する潜水調査が行われています。7日、台湾から来たダイバーのウェイ・スーさん(57)が作業中に意識不明となり、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

会によると、3人で潜水中していてウェイ・スーさんがけいれんを起こして意識不明となり、救急要請。午後0時20分ごろ救急車が到着し、救急隊が炭鉱の排気筒・ピーヤに向かい、午後1時25分ごろに救急車で搬送されました。

ピーヤ上で作業していた人によると、午前11時半ごろ潜水を始め、およそ30分後に3人のうち1人が戻ってきて「ウェイ・スーさんがけいれんしている」と報告。午後0時15分ごろからピーヤ内の減圧ステーションで心臓マッサージをしましたが、搬送までに意識は戻らなかったということです。また、ウェイ・ス-さんの装備は酸素濃度を自分で調整しないといけないもので、設定がうまくいかなかった可能性もあるということです。

長生炭鉱は、太平洋戦争中の1942年2月3日に水没し、多くの朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲となりました。今回の調査は事故から84年がたつ3日に始まり、11日まで行われる予定です。

この件を受けて7日の調査は中止となり、日本人遺族の男性は「無事でいてほしい」と話していました。