山口県岩国市に岩国錦帯橋空港に1日、ご当地らしさを表現したクリスマスツリーがお目見えしました。

モミの木にぶら下がったレンコン。そしてハスの花の実、れん台。岩国市の特産品「岩国れんこん」が飾りつけられた「レンコンツリー」です。

岩国市の華道家、蔵重伸さんがデザインしました。蔵重さんはこれまで延べ60の国や地域で生け花の指導をしてきた国際派の華道家です。アメリカで7年間活動した経験もあり、さまざまなクリスマスツリーを飾りつけてきました。

今回のツリーのテーマは岩国らしさの表現。装飾は干したレンコンと、ゴールドに色づけした「れん台」です。ツリーを見上げるトナカイの口には赤い実がついた枝。トナカイはロビーの床にトリックアートとして施された立体的な錦帯橋の上に立っているように見えます。およそ3メートルのゴージャスなツリーに仕上がりました。穴の開いたレンコンは、先の見通しがよいとして縁起物で知られています。空港を利用する人たちに来年、幸せな1年のスタートを切ってほしいという意味と、もうひとつ蔵重さんがツリーに込めた願いがあります。

蔵重伸さん
「レンコンは見えない地下で地下茎が本当につながって、空港を発着することで見えるところはもちろん、見えないところでも手をつなぎましょう、スタートしてください という思い」

ツリーは岩国錦帯橋空港のロビーに12月25日まで飾られます。