裁判長「愛情を持って子どもと向き合って」
裁判員裁判で審理された。迎えた判決公判。
安達拓裁判長は、首を両手で1~2分強い力で絞めていて、相当危険な行為だったと指摘。全幅の信頼を置いていた実の母親から突如として首を絞められるという経験が極めて大きな恐怖や衝撃を与えたであろうことは想像することができるとした。
一方夫のギャンブルや、ほぼ全盲の娘の将来に対する不安など、ストレスを抱えての衝動的な犯行で、自首も成立しているとして、懲役3年・執行猶予5年、期間中保護観察とする判決を言い渡した。
判決を言い渡したあと、安達裁判長は女にこう言った。
「何の罪もない被害者の首を絞めたことは許されるものではなく、心に深く刻み忘れないでほしい。被害者があなたの子であることは変わりありません、引き続き愛情を持って子どもと向き合ってください」