自民党総裁選が4日、行われ、山口3区選出の衆議院議員で官房長官の林芳正氏ら5人が立候補した中、高市早苗氏が女性初の総裁に選出されました。

午前、自民党山口県連の事務所では、県内の党員・党友が郵送で投じた票の開票作業が行われました。

今回の総裁選立候補したのは、
▽小林鷹之元経済安全保障担当大臣
▽茂木敏充前幹事長
▽林芳正官房長官
▽高市早苗前経済安保担当大臣
▽小泉進次郎農水大臣
の5人です。

「長州9人目の宰相」となる期待を集めた林氏は、3度目の挑戦でした。山口県内に住所のある党員・党友は1万4000人あまりで、1万1256人が投票。県内での得票は、林氏が7235票と6割以上を占め、次いで高市早苗氏が2993票、小泉進次郎氏が745票でした。

午後には、党本部で党の国会議員が投票しました。下関市にある林氏の事務所では、後援会の関係者などおよそ40人がテレビで投票を見守りました。

議員票と党員票を合わせた1回目の投票の結果は、高市氏183票、小泉氏164票、林氏134票。林氏は、上位2人による決選投票に進むことはできませんでした。

開票結果を受けて、支援者からは、次に期待する声が上がりました。

下関後援会 郷田祐一郎副会長(集まった支援者らにあいさつ)
「非常に残念でしたけど、最後の最後まで先生一生懸命頑張って戦いました。また、次もあろうかと思いますので、また引き続き、応援をよろしくお願いします」
塩満久雄 県議会議員
「さらに今度は、次なる長州9人目の総裁を目指して、力を皆さんと一緒に1つにして、頑張って参りたいと」

決選投票で高市氏が、女性初の新総裁に選ばれました。

自民党県連 友田有幹事長
「我が県の林芳正候補も大変頑張ったと思いますが、新しい総裁に高市総裁、決まったということで、新しい自民党が出直し、そしてこれから国民のために働ける自民党ができていくんだろうという風に思っております」

総裁の任期は、2027年9月までです。