JR山陰線はおととしの大雨で橋が損傷し県内の一部区間で運休が続いています。復旧工事が終わり、今月27日の運転再開に向け、列車の試運転が5日に始まりました。
下関市豊北町の山陰線、粟野川橋りょうは、おととし夏の大雨で橋脚が傾くなどの被害を受けました。橋脚の設置や軌道の整備などの復旧工事が終わり、運転再開に向けた列車の試運転が始まりました。
5日の試運転では、橋の強度を確認するために列車が通過したときのたわみなどを調べたということです。踏切や信号などの電気系統も点検しました。
運休が続いている人丸駅と滝部駅の間は、今月27日の始発から運転再開の予定です。これで山陰線は全線で運転が再開されることになります。
JR西日本 山口土木技術センター 西田幹嗣 所長
「山口県や下関市、そして近隣の住民の皆様の理解があって近隣の住民の皆様の理解があって、この日を迎えられたと思っています。引き続き9月27日の山陰本線全線開通に向けて全力で取り組んでいきたいと思っています」
今後は26日まで運転士の訓練で毎日、試運転が行われる予定です、JR西日本は踏切を通行するときは十分に注意してほしいと呼びかけています。