インターネットを通じてシステムなどを攻撃する「サイバー攻撃」を想定し、対処の速さを競う訓練が4日、山口県宇部市でありました。

産学官が連携してサイバーセキュリティを向上させようと行われ、インフラ業者やIT企業、学生、警察などオンラインを含め約80人が参加しました。

訓練は商品販売サイトに、サイバー攻撃が発生した想定です。

対処の速さなどで得点を競う、チーム戦のゲーム形式で行われました。攻撃を受けるとサイトの色や表示を変えたり、アクセスできなくされたりします。

参加者はチームで役割を分担しながら、次々と発生するサイバー攻撃に対処しました。

参加した学生
「教科書で習っていたとおりのハッキングの方法が出てきて、実際に対処してみてとても難しいなと思いました」

参加した企業の担当者
「いろんなネットワークの調査をするスキルというのは、社内でも必要とされてるところもありますので、今回のこの訓練を通して身につけていきたい」

2024年に警察には不審メールや不正アクセス、ウェブサイトの改ざんなどの相談が4163件寄せられています。

警察は日頃からIDやパスワードを厳重に管理するなど、基本的な備えを心がけてほしいと呼びかけています。