赤ちゃん・子ども向けの医療機器など、「BabySmile」というシリーズで知られる会社、シースター。
山口県宇部市出身の男性が立ち上げた会社です。
「世の中のお母さんにもっと喜んでもらいたい」。
その一心で始めた新たな挑戦が、今年「勝負の1年」となりそうです。
その挑戦とは?
シースターは、宇部市出身の山藤清隆会長が創業した会社です。

「Healthcare for Baby」という理念を掲げ、赤ちゃん・子ども向けの医療機器などを製造・販売しています。
創業時は、偽札の検知やコピー機などのセンサーを開発・製造する会社でした。

シースター 山藤清隆会長
「自分たちの持ってるセンサー技術は、工業用だけではなく、何か人に喜んでもらえるようなものを作れないかといったことが、福祉業界とのつながりになっていくわけですけれども」
福祉関係に力を入れていく中、高額なたんの吸引器が中耳炎の子どもの鼻水を吸う目的で売れていることに気づきます。
そこで、これまでになかった一般の家庭でも購入しやすい価格の吸引器を開発。
その後も、母親の望んでいるものをアンケートで把握し、1つ1つ実現させていきました。
山藤会長
「本当にお客さんに喜んでもらいたい。喜びの声がこちらに返ってくると、さらにうれしいんですよ。さらにいいものを作ろうと思うんですよ」
その思いが、ある異業種への挑戦につながりました。