渡り鳥などが持ち込む高病原性鳥インフルエンザを防ぐため、23日、ときわ公園(山口県宇部市)のハクチョウが飼育施設に移されました。



飼育施設に移されたのはコブハクチョウ6羽です。飼育員2人がボートに乗り、ハクチョウを捕まえました。

今月に入って、北海道ではヒドリガモやハヤブサなどから鳥インフルエンザが検出されています。

ときわ公園では2011年に鳥インフルエンザが検出され、ハクチョウを含む338羽を殺処分しています。

この経験から2017年からハクチョウを毎年移動させています。

ときわ動物園 多々良成紀 園長
「飼育施設の中では普段は見られない足の水かきとか見ることができるかもしれないし、そういうところを観察していただいて、春が来るのを待っていただきたい」



施設に移されると聞いた市民が、その姿をカメラに収めていました。

写真を撮った人
「ハクチョウが好きなので」

ハクチョウは、鳥インフルエンザの収束時期を見ながら、来年5月ごろ湖に戻される予定です。