盆の送り火として知られる灯籠流しが昨夜、岩国市の今津川で行われました。
岩国市の中心部を流れる今津川の灯籠流しは、かつてお盆の時期に行われていました。河川環境への配慮とともに一時取りやめとなりましたが、9年前、地域を盛り上げようと地元の人たちが復活させました。灯籠は水に溶け、環境に影響がない素材で作られています。
先祖の供養や感謝、目標や願い事、家族や友人の健康、平和への願いを託したことばもありました。
男の子:「いつもありがとうと、ひいばあちゃんに」
女の子:「元気に過ごしてねと、ココちゃんに」(Q.ココちゃんとは?)「犬」
小学生:「健康で過ごせますようにって書きました。コロナとかそういう病気にかからずに、健康で元気に過ごしたいなって」

あたりがくらくなると、灯籠の中のろうそくに火がともされました。1基ずつ静かに船から下ろされ、水面には流れに揺れる色とりどりの明かりが広がりました。川を見下ろす橋の上には大勢の人たちが集まり、幻想的な光景を眺めながら灯籠の明かりを見送っていました。