多発するうそ電話詐欺の被害を減らそうと、山口県山口市で高齢者を対象にした講習会がありました。
講習を受けたのは山口市小鯖地区の高齢者およそ70人です。
講師を務めたのはともに地区に住む防犯ボランティア山本繁さんと犯罪被害防止アドバイザーの山本学さんです。
犯罪被害防止アドバイザー山本学さん
「俺んとこ金がないけぇかからんわって、そんなことないんです。貯金がある方、10万でも20万でも、100万でも1000万でも2000万でも、ある方、根こそぎ取られるのが詐欺です。」

うそ電話詐欺の手口や対策を学びました。
山口県内ではうそ電話詐欺やSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺などさまざまな手口の詐欺での被害が確認されています。
ひと事に考えることなく、誰もが被害に遭うおそれがあるとの話に、受講した人は真剣に耳を傾けている様子でした。
受講者
「娘のとこにね、いっぺん交通事故を装った詐欺があったらしいです」「詐欺と疑うっていうことですね、電話がかかったらね、それを肝に銘じておこうと思います」
犯罪被害防止アドバイザー山本学さん(元警察官)
「利益がなかったら潰れるわけですね、会社は。だから誰1人被害に遭わなかったら収入がないので詐欺をやるのをやめる、もうそこが一番ですよね」
警察を名乗る電話でも一度切り、自分で電話番号を調べてかけ直すくらいの用心が必要、と強調しました。