山口県下関市と北九州市を結ぶ「下関北九州道路」のルートの素案が示されたことを受けて、地域住民を対象とした説明会が開かれました。
彦島公民館で開かれた説明会にはおよそ110人が参加しました。
「下関北九州道路」のルートの素案は、下関市の旧彦島有料道路と北九州市の都市高速道路を結ぶものです。
関門トンネルと関門橋の代替機能を持つもので全長はおよそ8キロ。
総事業費は最大で3500億円を見込んでいて、山口県と北九州市が都市計画の手続きを進めています。
説明会では、これまでのいきさつやルートの素案の概要などの説明がありました。
参加者からは、「今の状況を考えるともっと早く実施すべき」といった期待の一方で、立ち退きや騒音、渋滞の発生などを不安視する声も挙がりました。
説明会の参加者
「道路は絶対つくってほしいです。道路ができること自体はうれしいですね」
説明会の参加者
「自分のところが立ち退きなるんか、ならないのかとかいうそういう個人的なことを聞きたい人が多いんじゃないですかね」
都市計画の決定までには、早くとも2年はかかる見込みです。