子どもたちがやさしく海水をかけている、その正体は、なんとクジラです。
きのう昼ごろ、山口県下関市豊北町阿川の阿川ほうせんぐり海浜公園に迷い込んだのが見つかりました。

弱っているようでほとんど反応しません。
子どもたちは励ますように海水をかけ続けます。撮影した人によりますと、最初、釣り船の人たちが見つけ、沖に連れて行こうとしても湾に向けて戻ってくるため、下関市の水族館・海響館に連絡したということです。
海響館の職員6人が駆けつけ、検体のために血液を採ったり体長を測ったりしました。体長およそ2メートル40センチで現時点でははっきりとした種類は分かっていないということです。
その後、海響館の職員が担架で保護して沖に連れて行ったということです。

きょう再び、同じ場所に姿を現し、海響館の職員が現地で調べていましたが、近くの人によりますと、午後、死んだことが確認されたということです。