サル被害が相次いでいる山口市小郡地域で、サルを取り押さえた男性が29日取材に応じ「顔に飛びかかったところを、素手で床に押さえつけた、怖かった」と話しました。

山口市によりますと28日午後9時ごろ、長州興業(山口市小郡新町)の社員寮で新たに1匹のサルが捕獲されました。

捕獲したのは、長州興業の社員寮で調理をしていた、ガブリエルマウさん(29)です。ガブリエルさんは取材に「びっくりし、少し怖かった。地域の人がけがをしてるから、捕まったほうがよいと思った」と話しました。

サルは廊下沿いの窓から入り、台所でフライパンを洗っていたガブリエルさんに襲いかかりました。ガブリエルさんは顔に飛びかかってきたところを、素手でとっさに床に押さえつけたということです。連絡して警察官が来るまでの間、ほかの社員3人で押さつけていました。

サルは推定年齢4歳の雄で、体長は54センチ、体重は7.2キロ。寮に侵入する直前にも近くで被害が続いたことから、このサルが人を襲ったと判断して殺処分されました。

捕獲される直前の28日午後7時40分ごろ、女性(70代)が自宅でサルに襲われ、指の骨を折るなどの大けがをしました。

負傷した女性:
「とにかく怖かったです。あおむけで寝てた所に、覆いかぶさってきた感じ」

サルの捕獲はこれで2匹目で、市によると28日正午から捕獲された午後9時までの間に、5人がサルに襲われけがをしました。サルの捕獲はこれで2匹目で、山口市小郡地域では28日正午までに延べ61人が被害に遭っています。

捕獲後に被害は出ていませんが、目撃情報は3件寄せられているということで、市有害鳥獣対策室は、ほかにも人を襲うサルがいる可能性があるとして、警戒を続けています。