山口県下関市の小学校で、60年以上続いているマーチングバンドを次の代に受け継ぐ、「移杖式(いじょうしき)」がありました。

下関市の豊浦小学校では毎年、6年生全員でマーチングバンドを結成しています。

その歴史は長く、1962年、昭和37年から。

開校90年の節目に同窓会から楽器を寄贈されたことがきっかけでした。

いまの6年生は62代目。
1年間、練習を重ねて運動会などの学校行事で演奏を披露してきました。

きょうが最後の舞台です。


第62代主指揮 山田涼聖さん(6年)
「僕たち6年生は、きょう5年生にマーチングバンドを引き継ぎます」

150人が金管楽器、打楽器、鍵盤ハーモニカによる力強い演奏を披露しました。

最後の演奏を終えた6年生から、5年生に指揮杖(しきじょう)が渡され、続いて、それぞれの楽器も引き継がれました。



5年生は、ことし1月から本格的に練習を始めていて、校歌など2曲を披露しました。

第63代主指揮 升本明里さん(5年)
「うれしいと同時に、なんか、もっと頑張らないとなっていう気持ちが伝わってきた感じです」

60年以上続く伝統のバンド。

訪れた保護者のなかには卒業生もいました。

5年生の保護者男性(豊浦小OB)
「僕のときとは比べものにならないぐらい、皆さん上手ですてきだなと思いました」

最後の演奏を終えた6年生たち。

達成感があったようです。

山田涼聖さん(6年)
「きょうの演奏は今までのなかで、自分たちで演奏したなかで一番いい演奏だと思いました」

6年生(打楽器担当)
「堂々と弾けて、5年生のお手本になるようにできたと思います」

5年生は19日の卒業式で6年生を見送る場面で演奏するということです。