山口県宇部市の長生炭鉱で見つかった人の骨について20日、日本政府は「効率よく、確実な方法を日韓で探っている」とDNA鑑定を求める市民団体に説明しました。

長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会が東京で、外務省、警察庁の担当者と面会しました。

刻む会は去年夏、宇部市で水没し朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲になった長生炭鉱から人の骨を発見。

このDNA鑑定を巡り日韓首脳会談で、両首脳が調整を進めていると発言したことを受け、「今年中に一回でも遺族にお返ししたい」としてどのように鑑定を進めていくかを確認しました。

面会は非公開で行われ、政府側からは「効率よく、確実な方法を日韓で探っている、そう遠くない時期にできると思う」と説明を受けたということです。

刻む会では、遺骨の収容や返還にも政府の参加を求めていく考えです。

長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 井上洋子 代表
「日韓両政府の交渉を信頼し、必ずDNA鑑定を実施していただけるものと思っております。収容に向けて日本政府として責任をどういう形でとっていくのかが今後の課題になってくるだろうし、ご遺骨が出てくるたびに日本政府が問われていく課題ではないかなと」

来月は大規模な潜水調査と事故から84年の追悼集会を行う予定です。