2023年11月、山口県岩国市の路上で高齢の女性ら2人を殴ってケガをさせたとして傷害の罪に問われていたアメリカ軍岩国基地の海兵隊員の男に地裁岩国支部は懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、アメリカ軍岩国基地所属の海兵隊員、マニュエル・ジョシュア・ゴメス被告です。

判決によりますとゴメス被告は、2023年11月4日の午前4時ごろ市内麻里布町の路上で酒に酔った状態で当時76歳の女性を路上に転倒させ、顔を複数回殴っておよそ1か月のケガをさせました。また110番通報した当時55歳のタクシー運転手の男性の顔を殴りおよそ1週間のケガをさせました。

16日の判決公判で地裁岩国支部の岡田総司裁判官は「酒に酔った状態での極めて身勝手かつ理不尽な犯行で酌量すべき事情は見当たらない」と指摘。一方で、罪を認め謝罪の意思を示しているなどとして懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。