山形県川西町では16日、五穀豊穣を願う小松豊年獅子踊りが行われました。

小松豊年獅子踊りは、川西町で平安時代から行われている伝統行事で、豊作を祈願し、3匹の獅子と6人の早乙女が、農作業を表現した舞を奉納します。

訪れた人「全国でも珍しく本当の火の輪をくぐっているので毎年楽しみに見に来ている」

開始前の踊り手達は、緊張の空気が漂います。

こちらの16歳の多勢彰悟さんは、16日初めて火の輪をくぐる牝獅子役で参加します。

牝獅子役・多勢彰悟さん「一年あけてまたこの日が来たので、火の輪も初めて飛ぶのできれいに引っかからないで飛べれば良い」

多くの地区住民などが見守る中、華麗な舞で会場を盛り上げます。

そして。火の輪くぐりに…。

見事大成功!きょう一番の歓声が沸きました。

牝獅子役・多勢彰悟さん「普通にきれいにみんなの前で飛べてよかった。大光院で踊って、来年につなげたい」

踊り手も地区住民も地域の伝統を感じていました。

牡獅子役・加藤大稀さん「仲間達と楽しく一緒に踊れてよかった。去年より踊る時に(足が)カクつかないとか、体幹面で良くなった」

訪れた人「面白かった!楽しかった!」

小松豊年獅子踊りは27日にも、上小松地区の諏訪神社で披露されます。